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執筆者の写真ろく はち

よく300ml採れましたね。

1月25日、本日から各採取地点のポリプのDNA分析が始まった。

専門家の指導を受け、いざDNAを採取…といったところで衝撃の事実。


フ ィ ル タ ー が 違 う 。


し か も 安 物 。


STERIVEX?残念。ADVANTECなんだ。

専門家もこれには思わずニッコリ(苦笑)。

そしてタイトル回収。


「よくそれで300ml採れましたね」


そりゃあもう、腕が異音を発するくらいには、もう。

押し込みすぎてフィルターがミシミシ言うくらいには、もう。

顔を真っ赤にしながら押し込みましたよ、ええ。


「蓋もキャップも閉まるので多分これでもいけます」

「まあ、………それで行きましょう」


良いのかそれで。

それなりに長い言葉の間から妥協の意思を感じつつ、説明は続く。

その後は特に問題なく、一通り説明を終えて、まずは一歩前進。

続く第二歩。


「ポリプ探そうか」



???????

???????

星々が見える

身体が浮いている

その時確かに宇宙を漂っていた

なんかクラゲも居た気がする

限りなく宇宙を感じる

なにか忘れている気がする



ということで始まったポリプ探し。

本来は、各採取地点の個体差を確認する作業のはずだったのだが、

接眼レンズを覗いて一言、


「ポリプが居ない」


結論を言えば、別のサンプルに沢山居たのだが。

なんともまあ気の抜けるスタートを切ることとなった。


環境DNAを採取し、各採取地点のデータを得られれば、それを元に各湖の、或いは新たな調査地点のマミズクラゲの数を概算できる。

それは水質調査の大きな手助けとなりうるだろう。

マミズクラゲの生態系によっては、大いなる発見となるかもしれない。

我々生物研究会は、マミズクラゲを中心に広く生物の研究に取り組んでいる。

どうにも活動報告がまばらではあるが、定期的に更新することを目標として活動していく。

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